図書だより

認知症 本人と家族の生活基盤を固める多職種連携

認知症 本人と家族の生活基盤を固める多職種連携 イメージ
  • 発行日
    2017年5月
  • データ
    A4判変型 184ページ
  • 出版社
    日本看護協会出版会

編著/山川みやえ(大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 准教授)

   繁信和恵(公益財団法人浅香山病院 認知症疾患医療センター長)

●第1章 多職種連携の課題

 ・認知症と診断された人のこれからの人生について
 ・初期の診断と支援を、本人を主体とした医療やケアにどうつなげるか
 ・医療と福祉のサービスをつなげて「その人らしい」生活を支えてゆく
 ・在宅での暮らしに最も近いところで、認知症という病の進行をとらえる
 ・認知症ステージの理解がその人の生活を見据える土台になる
 ・変動する症状に伴う生活のしづらさを理解し、本人と家族の暮らしを整える
 ・「最期への希望」を家族はいつからどのように考えていけばよいのか
 ・個別の健康課題を地域全体の健康課題へ、という視点

 

●第2章 疾患別典型10事例〜時系列チャート

 「疾患別典型10事例〜時系列チャート」の活用法

 case 01 女性・70代/レビー小体型認知症
 (家族の熱心な介護/緩和ケアとの連携/在宅での看取り/終末期における家族の貢献)

 case 02 女性・50代/アルツハイマー型認知症(若年性)
 (どこまで一人暮らしが可能か/チームケアの充実と家族の希薄な危機感)

 case 03 女性・70代/アルツハイマー型認知症
 (一人暮らしで病識がない/家族の協力が得られない/破綻寸前の在宅生活)

 case 04 女性・80代/アルツハイマー型認知症
 (入院から開始したサポート/初期集中支援の重要性/かかりつけ医と専門医の好連携)

 case 05 男性・60代/意味性認知症(若年性)
 (社会的迷惑行為/疾患に対する家族の理解不足と偏見/セルフケア促進の困難)

 case 06 男性・60代/脳血管性認知症(若年性)
 (ゆっくりとした進行/診断の変更/夫婦関係の不和/ソフトネグレクト)

 case 07 男性・60代/アルツハイマー型認知症 (若年性・膀胱がん)
 (なぜBPSDが悪化しないのか/家族の協力で断酒/作業療法グループと家族会)

 case 08 男性・80代/レビー小体型認知症
 (家族への暴力/在宅ケアの限界/認知症専門病院の役割/小規模多機能施設の活用)

 case 09 男性・70代/アルツハイマー型認知症
 (激しいBPSDによる家族の疲弊/主治医の悪い態度/外来看護の重要性)

 case 10 女性・90代/疾患未鑑別
 (接骨院への依存とサービス拒否/インフォーマルサポートをめぐる課題)

 

●第3章 多職種カンファレンスの進め方

 連携をさらに強化する:多職種カンファレンスの活用方法
 発症後の合同カンファレンス:認知症疾患医療センターでの診断後のフォローとチーム形成
 サービス担当者会議:チームでの支援が回り始めたらどうフォローするか
 地域ケア会議:円滑な多職種連携にとって大切なこと

〈認知症をもつ人の家族のことば〉

 専門医療機関への入院は、家族の関係を取り戻す時間
 認知症ケアの軌跡と、家族介護者を支えたもの


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