教育理念
看護職能団体として、看護専門職者が看護を取りまく社会環境の変化と多様化する社会のニーズに応え、役割と責務が果たせるように支援し、もって人々の健康と福祉の増進に寄与する。
- 質の高い看護実践の育成
- 課題探求や問題解決能力の育成
- 専門性を発揮するための資質の向上
- 社会人基礎力の育成
の4つを柱とした継続教育の体系化を図り支援する。
教育目的
看護専門職として人間の生命の尊厳と権利を尊重し、変容する社会のニーズに対応し、幅広く質の高い看護サービスの向上に貢献することを目的とする。
教育目標と研修の枠組

24年度教育基本方針
日本看護協会は、教育計画を平成17年度より「専門職業人として看護に必要な能力の全体像」(表1)を提示し、平成21年度日本看護協会が教育枠組みの一部見直しを行なった。『細分化から統合化』を打ち出した教育計画と連動させ、鳥取県看護協会も教育枠組みを22年度より「新人を育成するための教育」「ジェネラリストの能力開発を促進する教育」「専門性を高めるための教育」「管理者を育成するための教育」「指導者を育成するための教育」「ワーク・ライフ・バランスのための教育」「地域の生活者のための教育」として整理した。看護実践能力に合わせて必要な研修が選択でき、さらに、学習者・研修受講者の看護実践の段階に応じる学習が選択できるようにⅠ~Ⅳの研修段階を設定 (表2) した。
(表1) 専門職業人として看護者に必要な能力の全体像
| 項目 | 内容 | ||
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専門的 ・ 倫理的 ・ 法的実践
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説明責任 | 自己の責任と能力を的確に認識し、実践した看護について個人として責任をもつ。 | |
| 倫理的実践 | 人間の生命、人間としての尊厳および権利を尊重し、看護者の倫理綱領に基づいて看護を実践する。 | ||
| 法的実践 | 医療法、保健師助産師看護師法に基づき、日本看護協会のガイドラインに沿って実践を行う。 | ||
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看護の提供とマネジメント
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看護の主要原則 | 専門的知識に基づく判断を行い、系統的アプローチを通して個別的な実践を行う。 | |
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看護の提供
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アセスメント | 看護過程を展開するために必要な情報の収集・分析と健康問題の判断を行う。 | |
| 計画 | 看護上の問題の明確化と解決のための方策を提示し、問題解決のための方策を選択する。 | ||
| 介入 | 利用者へのインフォームドコンセント、直接的看護方法・相談・教育を実施する。 | ||
| 評価 | 実施した看護の事実に即した記録作成、実施した看護の評価、計画の修正・再構成を行う。 | ||
| コミュニケーションと 対人関係 |
対象となる人々に対して、適切なコミュニケーションと対人関係技術によって治療的関係を築く。 | ||
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ケアマネジメント
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健康増進 | すべての人々を対象として身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態に達するために、個人や集団が自己の目標を確認・実現し、ニーズを満たし、環境を改善し、環境に対処できるよう援助する。 | |
| 安全環境 | 対象となる人々へ安全な看護を提供し、人々が危機的状況にさらされているときは、保護し安全を確保する。 | ||
| 専門職種間の協働 | 他の看護者および保健医療福祉関係者とともに協働して看護を提供する。 | ||
| 委任と管理 | 他の看護職及び保健医療福祉関係者に委譲する場合には、自己および相手の能力と実践可能範囲内の活動を正しく判断し、委任し管理する。 | ||
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専門能力の開発
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専門性の強化 | 研究や実践を通して、専門的知識・技術の創造と開発に努め、看護学の発展に寄与する。 | |
| 質の向上 | 看護業務の質を評価する際に、妥当性のある根拠を用いて、質の向上のための取り組みに参加する。 | ||
| 継続教育 | 常に、個人の責任として継続が学習による能力の維持・開発に努める | ||
(表2) 研修の段階設定
| Ⅰ | 指導や教育のもとで、基本的な看護を安全に実践できる。 指導を受けることにより自己の学習課題を見つけることができる。 |
| Ⅱ | あらゆる看護実践の場面において単独で看護を提供できる。 チームリーダー的役割や責務を認識し遂行できる。 自己の学習課題に向けた学習活動を展開できる。 |
| Ⅲ | 高度な看護活動を実践でき、かつ他者にモデルを示すことができる。 自己の学習活動に積極的に取り組むのみならず、指導的役割を発揮できる。 |
| Ⅳ | 論理的かつ実践的知識を統合して卓越した看護を実践し、所属を超えてリーダーシップを発揮できる。 自己の学習活動はもとより組織的な教育・研究活動を主体的に実践できる。 |
日本看護協会編:平成17年看護白書より抜粋